2020年5月3日日曜日

メキシコのピンクグロッシュラーガーネット

Sierra De Las Cruces,Coahuila,Mexico


はっきりと濃く色付いた 高貴なピンクのグロッシュラーガーネット。

ガーネットのなかでも あまり市場では多く見られないものですが 美しさはやはり申し分ないですね。

この機会に 自分でも少し調べてみようかなと思います!



名前:ピンクグロッシュラーガーネット、ロゾライト
英名:Rosolite

組成:Ca3Al2(SiO4)3

モース硬度:6.5〜7

晶系:等軸晶系

分類:珪酸塩鉱物

(mindatより)




高さが大体3cmくらいで クリスタルワールドさんでの購入品になります。


ガーネットは カラーバリエーションが豊富な鉱物ですが その色は 石に含まれる鉄、マンガン、クロムなどにより決まります。

グロッシュラーガーネットというと 褐色や緑が一般的で ピンクはあまり多くは出回ってないように思います。
何しろ「mindat」には産地が1ヶ所しか記載されていないですからね笑

中でも ピンク色のグロッシュラーガーネットは「ロゾライト」とも言われていますが   同じくメキシコで産出され 見た目も少し似ている「ロゼライト」と勘違いしやすいですよね笑



ガーネットは1つの鉱物ではなく 同じ結晶構造をもつ約14種ほどの鉱物グループ名で 和名は成分を表すことも多々あります。

例えば 赤いアルマンディン、和名は鉄礬柘榴石(てつばんざくろいし)
濃い赤のパイロープ、和名は苦礬柘榴石(くばんざくろいし)などがあり
グロッシュラーガーネットは 和名を灰礬柘榴石(かいばんざくろいし)といいます。

西洋スグリ(緑色の果実)に似ていることから 西洋スグリのラテン語である「グロッシュラリア」が語源です。



自分が一番心惹かれたこの石の特徴は 造形ですね!
自分には これがトロフィーのように見えました。
少しサッカーをやっていたからなのか 分かりませんが サッカーでヨーロッパの年間最優秀選手に贈られる「バロンドール賞」のトロフィーに見えたのです!




この画像のサッカーボールは 何年も前にゲームセンターで手に入れたもので バロンドールとは全く関係ないですが せっかくなので笑

バロンドールは サッカーボールを模したようなトロフィーなんですが…

なんとなく ボールにも見えるような気が…してきませんか?笑

ボールも 六角形の面とかありますし笑

台座となる母岩も 見落としてはいけませんよ!



細部まで デザインにこだわったであろう共生鉱物の装飾も美しい…!



これで 正面からのアングルの写真は3枚目ですが 左右非対称の造形に「美」を感じますよね!



トロフィーは優勝者に授与されるもので     元々は「戦利品」を意味するそうです。

なぜ 自分にはこの石がトロフィーに見え またそこに惹かれたのか…
やはり これもよく言われる「承認欲求」というものなんでしょうか…?

「褒めてほしい」「認められたい」と思うその裏には「自分はこんなにも頑張っているんだぞ!」という思いがあるのかもしれませんね笑

そう言えば ミネラルショーなどで購入した石をよく「戦利品」と言いますよね。
みなさんも きっとすごく頑張っているのではないでしょうか!?

3 件のコメント:

  1. ガーネットについての説明もわかりやすくわとても上手いまとめ方だと思います。
    そして何より石に対する熱意をヒシヒシと感じる良いブログ!

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    1. ありがたいお言葉です!これからも分かりやすくまとめられるように頑張っていきますね!

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  2. このコメントは投稿者によって削除されました。

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