Spizkoppe,Namibia
どんな人も、一度は聞いたことがあるであろうトパーズ。
日本でも産出されるが、水晶よりも採れる頻度は少ないので、採れると嬉しいもの。
カラーバリエーションも多く、宝石としてのニーズを満たすに十分だと思います。
名前:黄玉、トパーズ
英名:Topaz
組成:Al2(SiO4)(F,OH)2
モース硬度:8
晶系:直方晶系
分類:珪酸塩鉱物
(mindatより)
大体大きさは3cm程度で、これもクリスタルワールドさんでの購入品です。
トパーズの語源の説はいくつかあります。
①ギリシャ語topazos(ドパゾス)探し求めるという意味の説。
②サンスクリット語tapas(トパズ)火という意味の説。
③紅海に浮かぶ島トパジオス(ドパゾス、トパシオン)の説。
かつてはペリドットのことをトパーズと呼んでいたという記述も残っています。
硬度が8と高く、古くから宝飾品として愛用されてきました。
しかし光や熱の影響よる色の変化が激しいため、使用や保管には注意が必要です。
これは無色透明なので退色の心配はありませんが笑
古代エジプトでは、トパーズを「太陽の石」と呼び、太陽神ラーの光を宿すと信じられていました。
古代ローマでは、天空神ユピテルの象徴として崇拝されていました。
ユピテルはローマ神話の主神で、ギリシャ神話ではゼウスにあたり、英語読みだとジュピターとなります。
このトパーズ盾みたいじゃありません?
裏側も平らになっていて、持ち手さえ付ければすぐにでも盾として使えそう!
透明の盾なんて見たことなかったのですごく革新的なデザインですよね笑
X-JAPANのYOSHIKIさんの特注デザインみたいな感じですかね?
角も取れて、タンブルみたいにすべすべしていて、握りやすいので持ち歩くのにもピッタリなんですが、この結晶の形についてどうなっているのか見ていくと、
水晶との見分けポイントはやはり条線が分かりやすいですよね。
水晶は成長方向に対して横(垂直)にできるのに対して、トパーズは成長方向に対して縦(平行)にできる、ということから
この画像で条線は、
こうなっているので、この方向に結晶が成長してるんですねきっと。
条線は、
この赤い部分なので、
おそらく、この形の結晶の上の部分かなと思うのですが、なんとなくダンビュライトの結晶みたいな感じにも見えますね。
トパーズについて良い話があったので紹介しますね。
明治から昭和にかけて活躍した彫刻家、高村光太郎。
日本を代表する詩人であり画家でもありました。
高村光太郎の著名な詩集「智恵子抄」(ちえこしょう)は、愛する妻を詠った詩や短歌が収められているものですが、この中に「レモン哀歌」という詩があります。
死の床に伏した妻が、今まさにその命絶えんとする時、レモンをかじった瞬間を光太郎はこう表現しています。
「トパアズいろの香気が立つ」
「智恵子抄」には、光太郎の智恵子への深い純粋な思いが綴られています。
このトパーズは自分が選んだのではなく、同行していた家族が選んだのですが、
「これを選んだ理由は?」と聞いてみると、
「私側に理由はない。トパーズ側に理由があった」
と何やら不思議なことを言っていた…
トパーズは「探し求める」という言葉が由来になったという説からか、「持ち主にとって必要なものと出会わせてくれる石」とも言われています。
…ぜひお願いしたいものですね。
そして、このトパーズ自身も、探し求めていた「自分の持ち主になる人」をようやく見つけたということなのでしょうか…?
自分の持っている石たちが、
「この人に買われて良かった」
と思ってくれているといいなぁ。
深良い話を聞かせてもらいました。
返信削除misineraさんの石たちは全てキラキラと輝いて見えますよ。
大丈夫、石を愛する者は石に愛される。
Love begets Love.
そう言ってもらえて良かったです!これからもめげずに石を手に入れようと思います笑
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