2020年5月5日火曜日

マダガスカルの天青石

Mahajanga,Madagascar


パキッとした形 無色か青かどっちだ?
という優しい色
鉱物にハマりたての頃でも 
目にする機会は案外多い天青石。

自分は 鉱物にハマりたてのとき
水晶の仲間だと 
ずっと思っていた時期がありました。

やはりこの、水晶のようシンプルな美しさに惹かれる人も多いのではないでしょうか?



名前:天青石
英名:Celestite

組成:SrSO4

モース硬度:3〜3.5

晶系:直方晶系

分類:硫酸塩鉱物

(mindatより)




高さ約2cm
またまたクリスタルワールドさんでの購入品です!


呼び方は
「セレスタイト」や「セレスタイン」
などがありますが
個人的な好みの呼び方が
「セレスタイト」なので 
セレスタイトで統一しますね笑


セレスタイトは
ラテン語で「coelestis」
英語で「celestial 」
天の、空の、天国のような、という意味が名前の由来となっています。



天、空、天国
いや、ほんとおっしゃるとおりです!
という感じですね笑


1781年に発見
場所はイタリアのシチリア島が最初だそうです。

日本で流通しているものの多くは
マダガスカル産ですが
マダガスカル産のものは品質が良く
角柱状の結晶、または犬牙状の結晶などが群生した形で産出されます。

このマダガスカルのものは 
無色〜うっすら青ですが
他の産地のものは 
白っぽいものから黄色っぽいものもあり 蛍光性を示すこともあるみたいですね。

黄色になるのは 硫黄が原因かな?
マダガスカル以外のセレスタイトは
硫黄と共生することも多いということと、
硫黄が入っているセレスタイトは蛍光するということからそうではないかと…。
マダガスカルのものは  
ほとんど蛍光しないですし。



硬度が3〜3.5と柔らかく、壁開が強いため アクセサリーなどの加工が難しいという特徴があります。


主成分のストロンチウムは 
燃やすと炎が赤くなる、つまり化学でいう「炎色反応」というもので、
それを利用して 花火や発煙筒の赤色のを出すために使われるそうです。

ちなみに、ストロンチウムを主成分とする鉱物は、他にストロンチアン石などもありますが、そもそもストロンチウムを主とする鉱物自体があまり多くなく、有名でもないという感じですね笑


そうそう、セレスタイトが何百年もの長い年月をかけて圧縮されると、エンジェライトなるってご存知でしたか?
自分も知らなかったんですが笑

つまりエンジェライトはストロンチウムを含む硬石膏ということです。



とまあ色々綴ったのですが
なぜこのセレスタイトに惹かれたかというとですね…
おそらく こんな見方をしている人は
ほとんどいないと思うのですが…



これが正面から見た感じ。



これが上から見た感じ。

どうですか?
六角柱を半分にしたような形をしてませんか?



雑な絵ですが笑
こんな感じなわけですよ!

六角柱を思い浮かべたとき…アクアマリン…と頭の中に浮かんだのですが
元々、透明な透き通ったアクアマリンに憧れがあったのです。

これならほぼアクアマリンではないか!
となり、とてもお手頃に手に入れることができました。

ただ、今回 セレスタイトについて
いろいろ書いていたら
セレスタイトも素晴らしい石ではないかと気付き、この石をアクアマリンの代用として見ていたことがとても可愛そうになってしまいました笑

なので今後は
アクアマリンみたいな「セレスタイト」
として扱っていこうかなと
新たな出逢いです!



セレスタイトは
鉱物学的な情報よりも
パワーストーンとしてのイメージの方が浸透しているように思います。

その強い浄化力とヒーリング効果がよく言われるところです。

分かる人には、
セレスタイトからやさしい愛の波動が感じられるようですが、
そういうことが全く分からない自分でも
確かに心が安らぐ感じはしますね。

もともと好きな場合は別として、
「なぜか無性にセレスタイトに惹かれる」「すごく欲しい」と思う時は
もしかしたら心がとても疲れてしまってるのかもしれませんね。

さてさて自分も
今夜あたり枕元にセレスタイトをおいて
寝てみようかな…

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